乳幼児や子どもの消化器はまだ発達途中にあるため、風邪をひいたり細菌に感染したりすると、胃や腸などの働きが乱れやすく、下痢や嘔吐などの症状が出やすくなります。
便の異常があったとしても、それが異常なことなのか、子どもたちは体調の不良を自分では訴えられません。恥ずかしくて言えない子もいます。
保育園・幼稚園、学校などの集団生活では感染症が広がりやすいため、早期に適切な治療を行うことで、お子さまの負担を減らすことが大切だと考えています。
また、子どもは便の異常や体調不良をうまく伝えられないことがあります。恥ずかしさから言い出せない場合もありますし、大人と比べて免疫力が弱いため、症状の出方や進行も異なります。
そのため、できるだけ早く受診していただき、適切な診断のもとで治療方針を決めていくことをおすすめします。少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

症 状
- 便秘や下痢、血便などの便に関する相談
- 急に元気 がなくなり、激しく嘔吐する、何を食べさせても吐いてしまう、腹痛を訴える
- お腹が張っている、食欲がない、体重が減っている など
消化器に関わる異常は、食物アレルギーとも関係していることもあるため、各専門医と連携を取りながら治療方針を決定します。
繰り返す下痢や便秘など、定期的な経過観察が必要なお子さまもご活用ください。
病気の種類
■ 急性胃腸炎
細菌性胃腸炎(いわゆる「食中毒」)/
ウイルス性胃腸炎(いわゆる「かぜの胃腸炎」)
■ 嘔吐
肥厚性幽門狭窄症、胃食道逆流症 など
■ 便の異常
大腸リンパ濾胞増殖症、腸重積症、
食物アレルギー など
